スレッドを「円弧」で可視化する Thunderbird 拡張:ThreadVis
メールのスレッドを円弧(arc)で可視化する手法が IBM から提案されている。
POLAR BEAR BLOG: メールの視覚化 の解説がわかりやすい。
これを実現する Thunderbird 拡張を誰か書かないかなーと思っていたら
どこかの学生さんが修論で(!)開発していたものがあった。
http://threadvis.mozdev.org/index.php ← 公式ページ
ThreadVis :: Add-ons for Thunderbird ← アドオンのページ
使い方
- アドオンのページから xpi を落としてくる
- Thunderbird の ツール → アドオン → インストール から上記ファイルを選択する
- Thunderbird を再起動
- 設定画面が出るので設定する(送信済みトレイを対象にするのを忘れずに)
この状態でメールを表示するとインデックス作成が始まる
大体7000通くらいのフォルダで数分かかったので忙しいときにはやらない方がいいかも。
インデックス作成が終わると↓みたいにスレッドが円弧で表示される。
同じ色が同じ人を表現している。
色が薄いノードは直接返信関係に無いもの、
黒で囲まれたノードが今現在表示しているメールである。
表示領域が狭いときにはビューの左側にマウスポインタを持っていくと
ドラッグできる領域が表示されるのでそこをつまんで広くできる。
右側には4つのアイコンが表示される。
機能は上から「拡大」「縮小」「ウィンドウ分離」
「凡例表示(色と人の対応を表示)」である。
感想
使ってみた感想としては「なんか楽しい」くらい。
これを導入してメール処理が劇的に変わりました!ってことは残念ながらない。
スレッドが複雑になった時に対象となるメールに返信をしてるメールが
一発でわかるというのは確かに便利かもしれない。
メールのスレッドが複雑になりがちな人は試してみるといいかもしれない。