MacBook Air(第一世代) を SSD(H1PM064G-00) にした

最近 MacBook Air が起動しなくなることが何度かあり
再インストールすると直るんだけど、それでも
突然アプリケーションの設定が読めなくなったりするので
思い切って SSD にすることにした。


以下の作業をすると Apple のサポートが受けられなくなります。
もしやるならあくまで自己責任で行ってください。



第一世代 MacBook Air の HDD は結構変わってるらしくて
PATA / ZIF / 1.8 インチ / 厚さ5mm という条件を満たしていないといけない。
これを満たす手頃な SSD は以下の2つが候補になるらしい。

値段を調べると H1PM064G-00 の方が10,000円くらい安いし
動作報告 もあるので H1PM064G-00 にした。
…これがいけなかった。

ネジ山をつぶした

基本的には ASCII.jp:あくまで自己責任! MacBook Airの内蔵ドライブ交換法 とか
MacBook Air(第2世代)のHDDをSSDに交換する手順(その1) | 景観デザインを目指せ
参考にして作業した。


しかし、一カ所フレキシブルケーブルの下のネジが異常に堅くて
ネジ山をつぶしてしまった。
ネジが取れない → HDD を取れない → SSD が無駄になる
ということで呆然とする。


http://blog.stack-style.org/2009-07-05-01/ を見ると
ヤスリでマイナスドライバーの溝を作って回す方法があるらしい。
急いで東急ハンズに走り、棒やすりと替えのネジを買う。



二時間ぐらいこすってたらマイナスドライバーが回ったので事なきを得る。

マウント用の部品があわない

HDD が収まっていたゴムの部品に SSD をはめ込みケーブルを接続すると
ケーブルががっつりあたってしまっている。
どうやら H1PM064G-00 はケーブルコネクタの位置が普通のものより
ずれているらしく、そのせいで HDD で使っていたゴムの部品が使えないらしい。
初代 Macbook Air の HD を SSD に [Hana Micron H1PM064G-00] では
クッションテープを使っていたけど、そんなものはないのでゴムの部品の
邪魔になる部分をはさみで切って対処。

SSD が認識されない

一通り作業してディスクユーティティで見てみると
SSD が認識されておらず呆然とする。
慌ててググる

MacBookAirでご利用は認識が不安定になる可能性がございます。(09/10/14)

http://www.oliospec.com/item_detail/itemCode,H1PM064G-00/

という記述を発見。他にも MacBook AirH1PM064G-00 が認識されない
という報告をいくつか見つけて更に呆然とする。


それでも諦めずにググっていると

普通にZIFなケーブルをつなげただけじゃ認識しなくてあせったけど、セロハンテープを電極の裏側に張ったら認識するようになった。

http://d.hatena.ne.jp/yukimura_bsd/20100315/1268655639

という報告も発見。
MacBook Air の ZIF ケーブルは薄すぎて H1PM064G-00 のコネクタでは認識しづらいらしい。
半信半疑で試してみると見事認識。

まとめ

マシンが熱くなる度にセロハンテープが脳裏をよぎるけど
それ以外は特に問題なく快適に使えている。
起動時間が体感できるぐらいに速くなったのは収穫。


結論

  • 第一世代 MacBook AirSSD を乗せるなら H1PM064G-00 はあんまりオススメしない
  • ネジ穴はつぶさない