WTLでインテリセンス

WTLを普通にインストールして使うとインテリセンスが効かない。


と思っていたら
http://www.codeproject.com/wtl/WTLIntellisense.asp
を見つけたので日本語訳してメモ。
環境はMicrosoft Visual Studio .NET 2003 + WTL7.5

ステップ1

新規にWin32プロジェクトを作成する。
名前はなんでもいいがここでは"WTL71Intellisense"とする。
「アプリケーション」の設定で「アプリケーションの種類」を
「スタティックライブラリ」にする。
他の設定はデフォルトのままでよい。

ステップ2

ソリューションエクスプローラでプロジェクトを右クリックし、
追加→既存項目の追加で(WTL)\includeディレクトリ以下のヘッダファイルを
すべて選択する。

ステップ3

Releaseモードでビルドする。

ステップ4

出力された.libファイルをVisulal Studioのライブラリディレクトリにコピーする。
ちなみに私の場合は

C:\Program Files\Microsoft Visual Studio .NET 2003\Vc7\lib

に.libファイルをコピーした。


ここまでで準備は完了。
実際にプロジェクト内で使うには
リンカの設定で"WTL71Intellisense.lib"を「追加の依存ファイル」に追加して使う。



ここまでやっていざWTLを使ったコードを書いてみても
なぜかインテリセンスが効かなかった。


原因は#includeのし忘れ。
下手にビルドが通ってしまっていたのでしばらく気づかなかった。
#includeを書いたらちゃんとインテリセンスが効いた。


インテリセンスがあるとないとでは快適さが全然違うので
気になっていた人はお試しあれ。


#あんまりWTL使っている人みないけどね。